塾に行っている、もしくは行くことを検討している方の中で、よく勘違いされていることがあります。
それは、「塾に行けば絶対成績は上がる」と思い込んでいることです。
はっきり言って、それは大きな間違い!
塾に行く=成績が絶対に上がるというわけではありません。
本来、成績を上げたくて塾に行っているのに、なぜこの2つがイコールにならないのでしょうか。
まず第一に、“塾は知識を定着させる場ではない”ということを覚えておいてください。
塾は知識の定着を図るというよりも、“分からないところを分かるようにする”、“出来ないところを出来るようにする”場所です。
分からない部分を分かるようにして、新しい分野を学んで理解して…ということが塾としての役割ですので、そのあとのアフターケアは自分で行わなければいけません。
生徒側は理解した部分をそのままにしておいてはならないのです。
塾で理解したことを、家庭学習でしっかりと知識を定着させることが大事です。
よくよく、考えてみてください。
通常の塾の授業は、科目ごとに一週間に1回、80~90分のみ。
塾の授業は1週間のうちにたったの90分だけなんです!
その90分だけで成績をここまで上げよう!と高望みするは無謀な話でもありますよね。
90分のうちに、やれること限られています。
そこで塾の講師はいかに効率的に授業を行えるか、その90分で勉強範囲の割り当て、解説の時間、演習時間を把握して授業を進めます。
もちろん、塾に行って成績が上がる場合もありますし、そのほうが多いのですが、それは塾でしっかりと理解をした後、出された宿題や、知識の定着として家庭で学習を積んでいるからです。
成績が上がる生徒は、ただただ塾に行く、だけではなくてそれにプラスαとして、宿題をしっかりとやってきたり、単語テストの勉強を完璧にしてきたりと指定された家庭学習やそれ以上の家庭学習をこなしています。
私も某大手塾で専任講師をしてきましたが、まず宿題をやってくる生徒は多かったですが、授業冒頭で行っていた単語・熟語テストの勉強までしっかりやってくる生徒は10人中2人ほどと、決まって毎回少なかったです。
そしてやってくる2人の成績は決まって上位にいます。
また、今まで勉強をやってこなければこなかった人ほど、成績の伸びは高い傾向にあるので、今まで勉強時間ゼロで成績も低い方は、始めはグンと成績は上がるでしょう。
何故ならば、勉強時間ゼロから授業で90分、そこで今までしていなかった理解をすることにより、以前より出来るようになることは当たり前です。
それに併せて塾で出された“宿題”という名の“知識の定着学習”を強制的に行うため、理解ゼロ、家庭学習ゼロの頃と比べて必然的に成績は上がるのです。
しかし、成績がゼロから伸びたとしても、それは単純に理解の質が多少上がったということと勉強時間が伸びたということにしかすぎません。
そこからどうやって更に成績を上げていくかということが重要になります。
そこで、“プラスαの家庭学習”が必要になってくるのです。
塾に行き、成績がどんどん上がる生徒は決まって塾以外での家庭学習をしています。
塾はしっかりとサポートするべきところはしてくれるので、家庭学習で分からないことがあったときに質問にも答えてくれますし、おすすめの教材も教えてくれます。
また、問題集の解き方や進め方、解説もしてくれることでしょう。
しかしそれはあなたが自分自身で動き始めないと、成績が上がるどころか、何も起こりません。
もちろん、始めは成績が上がったとしても、そのままの姿勢だと停滞してしまいます。
何事も、“自分自身で始める、行う”ということが大事です。
塾に行っているからいいや、ではなく、皆さん自身が自分自身で勉強をする上で、うまく塾を利用するべきなのです。
分からないところを解説してくれて、勉強する場を与えてくれて、情報をもくれる塾は利用価値大いにアリ!
“塾がそう言ってるから勉強する”ではなく、“勉強のために塾を利用する”という意識でいてくださいね。
そうすれば、塾は皆さんの成績アップを大いに助けてくれる場所になると思います。