勉強する意味を問うと、「将来に役立つから」とか「いい高校、大学に入りたいから」とか、そのような言葉をよく耳にするかと思います。
はいはい、もうそんな月並みな言葉は聞き飽きた。
でも、絶対に使わない知識だってあるじゃん。
古典なんて使わないし、英語だって日本にいたら使う必要もない。
将来使わない教科もあるのに…勉強する意味って何?
もちろん、様々な教科を学ぶ上で将来役に立つものはたくさんあります。
ですので、単純にその問いに答えるとしたらまず初めに「将来役に立つから」という言葉をよく聞くのです。
数学は日々の計算にも役立っていますし、国語は読解力や思考力を培います。
では、使わない教科はどうでしょう?
使わない教科も、勉強する意味は大いにあるのです。
学生のうちに勉強を強いられる、ということは、ある一定の期間で与えられた宿題や定期テストという課題にどれだけ取り組み、どれだけこなせるかということの訓練になります。
やりたくない…としぶしぶやっていることだとしても、それはそういったやりたくないものでもこなす能力の向上や達成すべきことの筋道を立てるという経験をしてきているのです。
そこに教科は関係ありません。
与えられたものを与えられた期間でどうこなせるかという訓練だと思ってください。
これから皆さんが社会に出ると、与えられる内容は違いますが、その与えられたものを期間内にしっかりと達成しなければならないときがやってきます。
そして、やりたいことだけではなく、やりたくないこともやらなければいけないのです。
更に言うと、やりたいことをやるためには、やりたくないこともしなければなりません。
そういった面で、“勉強をする”ということは十分意味のあることです。
そしてもう一つ。
勉強は間違いなく、あなたの人生を豊かにしてくれます。
自分の中に知識を増やす、ということは“物事を知ること”でもあります。
例えば、あなたが日本史を一生懸命学んでいたとしましょう。
すると、日本にある歴史的な遺産を見に行った時に、その知識を頭の中で参照しながら見ることが出来るので、とても楽しいですよね。
好きな映画のロケ地に行く、ということと似ています。
それはあなたが知っているからこそ、あなたにとってその場所が特別になり、楽しい場所でもあるんです。
それを勉強の知識としてどんどん自分の中に積み上げていくと日々の生活の中でそういったことが増えてきます。
知識を増やすことによって、日々の生活があなたにとって価値のあるものになるんです。
人と話すときも然り。
会話をしていても理解できることやその会話から吸収するものはとても大きいものになるでしょう。
人それぞれ“好き・嫌い”や“得意・不得意”があるので、学校で様々な教科の勉強をするということは、それを経て、自分に一番合うのはどれか?ということを知ることができる最高のチャンスです。
今をそのチャンスだと思い、「使わない教科もあるのに勉強する」、ではなく、「勉強、そして知識というツールを人生で活かす」という意識で勉強に取り組んでみてくださいね。